システム開発における組織図を独自分類した

  • 2022/05/05
  • 2022/08/10
  • Business
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N9がクライアントから求めれれるスキルは多岐にわたります。

業務内容として「テクニカルプログラムマネージメント」という言葉を使用していますが、人の手配や物の調達、人材管理、ディレクション、そしてSE並みの技術知見を必要とされる提案、さらには開発も。この仕事を始めて15年近くになりますが、こんな人材はあまりに稀有です。

さらに、技術的な知見が必要だという固定観念に付随するからか、開発にお金をかけたくないからなのか、デジタル業界では人の役割が極めて曖昧です。映画やテレビの制作、イベント現場等では非常に役割が明確に整理されていて、動く人の数も段違いであることとの差は歴然です。

そこで、今後のデジタル業界発展のために、弊社で提供できる人材の役割を3つに分割してみました。

以下の分類を読んでいただければ明確に分かるかと思いますが、そう、一人の人間が最低3人以上の仕事をこなします。もちろん、大きなプロジェクトでは外部の協力会社や協力者を含めて体制からご提案いたします。

・「デジタルプロデューサー」コンサルティング、Poc、最新技術研究
・「ディレクター」基本設計、ソリューション営業、プロジェクト管理、進行、人材管理、フロントエンド開発、(デザイン)
・「エンジニア」詳細設計、情報インフラ構築、フロントエンド開発、バックエンド開発

「SE」は?という疑問をもらいそうですが、この「SE」という言葉が大きな癌になってるのではと考えています。つまり、「技術に強い」人間と「コミュニケーションが得意で情報整理ができる」人間、別の言い方ですと、「細部まで突き詰める」仕事と「抽象化、概念化する」仕事を1人の人間に求めるという状況を当たり前のように放置している状態ということです。それを解決するには、「ディレクター」と「エンジニア」に分割する必要があると考えます。

さて、ここまで読んでいただけた方には、なぜデジタルプロジェクトがうまくいかないことが多いのかを何となく理解いただけてきたのではないでしょうか。

次回はプロジェクト管理について考察していきたいと思います。